2018年1月30日の学習メモでも都道府県名の暗記についてふれたが、ウチでの学習法について紹介したい。
ワタシの小学校3~6年生の担任は、先進的な学習法が好きな方だった。百ます計算や百人一首暗唱に加えて、都道府県名・県庁所在地名の暗記もその頃にやったものだ。(百ます計算の話はコチラから)
都道府県名を覚えると、ニュースや本を見た時に日本のどのあたりの話なのか理解できる。そして自分の住む県との距離を感じることで、リアルな出来事として伝わってくる。
これは非常に大事な感覚だと思う。
算数の単位でも、牛乳のパック1本が1リットル・お風呂が180リットル・バット1本が1メートル・歩いて15分で1キロメートルといった用に「これくらい」というリアルな感覚を身につけることで、すんなりと身体に入ってくるのではないだろうか。
都道府県名などの「基礎的な暗記事項」を今のうちに終わらせてしまえば、その分リアルな感覚で物事にふれられる時間が長くなる。それは一つの体験をより深いものにしてくれるだろう。
ウチでの具体的な学習法は、都道府県名と県庁所在地名を白地図にとにかく書き込む、というオーソドックスなもの。
白地図は無料学習プリントがダウンロードできる「ちびむすドリル」でもダウンロードできるが、ウチでは「ドラえもんの社会科おもしろ攻略 白地図レッスンノート」をコピーして使っている。
これの良いところは、全国・地方別・東日本と西日本等白地図にバリエーションがあるところだ。
今はまだやっていないが、山地山脈や河川・世界地図等数多くの白地図が収録されているので、長く使えるオススメの地図本だ。ただし、2003年初版なので情報が古いところもあるので要注意だ。
ほかには、九九でもお世話になっている「暗記ダッシュ!九九ロックンロール!!」の「ウクレレ県庁所在地」も使っている。子供は音楽や動画の方が楽しめるし、飽きがこないようだ。
ムスメの勉強をワタシが隣で見てあげられる時には、県の特産品等を図鑑で調べることもある。これによって、点の情報が線となって繋がっていくと考えるからだ。
今は習っていない漢字はひらがなで書かせているが、漢字で書かせるようになれば、さらに学習効果が高まるだろう。これは3年生位から始めようかと思っている。
社会科だけにとどまらず、幅広い知識と繋がる都道府県名の暗記は、小学校低学年にオススメの学習法だ。