ムスメが九九の先取り学習を始めた。
「暗記ダッシュ!九九ロックンロール」や九九単語帳で大体は覚えているが、まだ九九(かけ算)がどういったものかを理解できていない様子。ただ単に言葉を並べたもの・歌として覚えているだけだ。
少し前にレゴを使って視覚からかけ算を理解させようとしたが、いまいちピンと来ていないようだった。レゴブロックのポッチで「2×3というのは2+2+2と同じで、2が3つある」ということを説明したのだが。
他に何か良い方法はないかと、ネット検索して見つけたのが文系理科向上委員会の「かけ算九九ゲーム」である。
「かけ算九九ゲーム」は、簡単に言うと九九を使ったかるたである。カードの無料ダウンロード等はないので、自分で作成しなければならない。詳しい作り方は文系理科向上委員会のサイトで確認していただきたい。
読み札には「1×2」「1×3」といった九九を書く。「2×3」「3×2」のように前後の数が入れ替わるだけのものは1枚にまとめる。この時に「大きい数字×小さい数字」を先に書いた方が良い。なぜなら、読み札を最初から読む子供が多いだろうから、覚えにくい「大きい数字×小さい数字」を先に読ませて印象づけよう、というわけだ。数字だけでなく「いんいちがいち」と読み方を入れてもいいだろう。出来上がるのは45枚の札だ。
上の写真は「1×1」と「9×9」の取り札である。このように読み札に応じて正方形を並べた取り札を作る。ワタシは「1×1」を1辺2cmの正方形で作った。サイズは好みではあるが、カードの大きさに幅があるので2cm程度が妥当である。これだと最小2cmの正方形(1×1)・最大18cmの正方形(9×9)となる。1辺3cmにしてしまうと最大27cmの正方形となり、流石にこれはデカすぎると思うのだ。
ウチではパソコンでマス目を印刷した紙にラミネート加工をし、切り出してカードにしてある。→ラミネーターについてはこちらの記事を。
縦と横の正方形の個数を意識させるために、取り札には縦横1辺ずつ色を付けてある。読み札の数字もこれに対応した色で書いてある。取り札も前後の数が入れ替わるだけのものは1枚にまとめて、出来上がるのは長方形と正方形が合わせて45枚である。
数字の大小の違いがビジュアル化されるのはなかなかインパクトがあるだろう。答えによって取り札の大きさが変わることで視覚から訴えかけよう、ということである。
遊び方は所謂かるたと同じで、読み札を読んでそれに対応する取り札を取るだけだ。読み札は子どもの学習進度に合わせて「いんいちが」と式だけでも「いんいちがいち」と答えまで読んでも良いだろう。取り札の裏に答えを書きいれたので、こちらを表にして遊ぶことも出来る。
さあ果たして、遊びながら九九を理解してもらえるだろうか。
ちなみに、取り札を全て並べるには結構な広さが必要なので、片付けが捗るという利点もある。